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不動産売却コラム

不動産売却は買取と仲介どっちがいい?それぞれのメリット・デメリット

公開:2024.09.28 更新:2024.09.28
不動産売却は買取と仲介どっちがいい?それぞれのメリット・デメリット
引用元:フォトAC

不動産売却を考える際に、「買取」と「仲介」のどちらを選ぶべきか迷うことがあるかもしれません。それぞれの方法には異なるメリットとデメリットがあり、物件の状態や売却の目的に合わせて適切な選択をすることが重要です。

不動産会社に直接売却する「買取」は、短期間で現金化できることが最大のメリットですが、価格が相場より低くなることが一般的です。一方、「仲介」は時間がかかるものの、市場価格やそれ以上で売却できる可能性もあります。

不動産売却における買取と仲介の違いとは?

不動産売却を成功させるには、自分の状況や物件に合った方法を選ぶことが重要です。不動産売却する方法として、不動産会社に直接「買取」してもらう方法と、「仲介」を依頼する2つの方法があり、それぞれに異なります。

◇買取とは?

「買取」は、不動産会社に不動産を直接売却する方法です。
買取では売主が買取業者や不動産会社と直接取引できますが、仲介を通さないとプロである買取業者との取引で売主が不利になる可能性があるため、仲介の不動産会社を利用するほうが取引がよりスムーズで安心です。

不動産買取には「即時買取」と「買取保証」の2つがあります。
「即時買取」は、不動産会社がすぐに物件を買い取る方法で、新たな買主を探す手間がなく、迅速に売却が可能です。

一方、「買取保証」は、指定期間内に買い手が見つからなかった場合、不動産会社が事前に定めた金額で買い取る仕組みです。期間中は不動産会社が買主を探してくれるため、高値での売却も期待できます。さらに、買手が見つからないリスクを避けられる利点もあります。

◇仲介とは?

不動産仲介は、賃貸の場合は貸主と借主、売買の場合は売主と買主の間に立ち、交渉や契約を円滑に進める役割を担います。

不動産取引では、専門知識が必要な場面や手続きが多いです。たとえば、価格交渉や物件の瑕疵確認、契約書の作成などがあり、不動産仲介業者はこれらの手続きや契約をサポートし、取引が成立した際に仲介手数料を受け取ります。また、不動産仲介の仕事の業務内容は、顧客や物件の探索から始まり、物件確認・調査、市場公開、契約書類の作成など、多岐にわたる業務を担当するのです。

不動産仲介業は、「売買仲介」と「賃貸仲介」に分かれます。売買仲介は、物件の査定、仲介、役所調査、ローン審査、引き渡しなどが主な業務です。一方、賃貸仲介は、物件掲載から問い合わせ対応、内見立ち会い、契約書作成など入居までのサポートするのが業務です。

買取のメリット・デメリット

買取

画像出典:フォトAC

不動産売却の方法である「買取」と「仲介」の2つにはそれぞれメリットとデメリットがあります。こちらでは、買取のメリットとデメリットを紹介します。

◇買取のメリット

早期に現金化できる

買取は、仲介に比べて短期間で現金化できるのがメリットです。不動産会社が直接買主となるため、買主を探す時間がかからず、買取価格さえ合意すればすぐに売却できます。そのため、売却までのスケジュールが立てやすく、進学や転勤などで急いで売却したい方や期限が決まっている方に向いているでしょう。

さらに、買取では不動産会社が買主となるため、仲介手数料がかからないというメリットもあります。

設備修復責任や瑕疵(かし)担保責任が免責となる

「瑕疵担保責任」とは、売買契約時に伝えられていなかった不具合が後から見つかった際、売主が一定期間内に対応する責任のことです。2020年4月の法改正で、以前の瑕疵担保責任から「契約不適合責任」に名称が変更されました。

ただし、不動産会社が買主の場合、契約不適合責任を免除する契約が多く、売主の負担が軽減されるケースが一般的です。買取において、不動産会社は改修を前提としているため、築古物件や見栄えの悪い物件でも買い取ってもらえる可能性が高くなります。

◇買取のデメリット

買取は不動産を早く現金化できるなどのメリットがありますが、デメリットもあります。

仲介と比べて売却価格が低くなる可能性がある

不動産会社による買取では、購入後にリノベーションなどの付加価値を加えて利益を得るため、買取価格は相場の6~8割程度になることが一般的です。そのため、できるだけ高く売却したい方にはあまり向いていないかもしれません。

買取に対応していない不動産会社がある

建物が破損している場合や、室内の状態が悪いケースでも、ほとんどの場合は買取が可能です。しかし、不動産会社によっては、老朽化が著しく再利用が難しい物件や、再建築が不可能な不動産は、買取ができない場合もあります。

仲介のメリット・デメリット

買取と同じく、仲介にもメリットとデメリットが存在します。仲介の依頼を検討しているなら、事前に知っておくとよいでしょう。

◇仲介のメリット

買取と比べて高く売れる可能性が高い

仲介のメリットは、相場価格やそれ以上で売却できる可能性が高い点です。買取の場合、不動産会社が利益を確保するため価格が低く設定されがちですが、仲介では多くの希望者と交渉することで、より良い条件を引き出せます。

不動産会社のサポートを受けられる

不動産会社のサポートにより、売却がスムーズに進むのも仲介のメリットです。買取では自分で不動産会社と交渉する必要がありますが、仲介では広告活動を通じて買い手を探し、契約書作成などの手続きも任せられるため、安心して進められます。専門的なサポートでトラブルを避け、スムーズに取引できる点が魅力です。

◇仲介のデメリット

買取に比べて時間がかかる

仲介では、買主探しや住宅ローン審査など、売却完了までに多くの工程があるため、買取に比べて時間がかかるのがデメリットです。買主がすぐに見つからない場合、売却期間が延びることもあります。

仲介手数料が発生する

仲介では、売買契約が成立すると仲介手数料が発生します。手数料の上限は法律で定められており、売却価格が400万円を超える場合、「物件価格の3% + 6万円 + 消費税」が上限です。

出典元:SUUMO

不動産の特徴で決める買取と仲介

買取と仲介のどちらの不動産売却方法が適しているのかは、不動産の状態や売主の状況により異なります。

◇買取に向いている不動産

買取が向いているのは、早急に売却したい方や、仲介では売りにくい物件を持つ方です。

早く売りたい

不動産業者が査定価格を提示し、売主が同意すれば契約後に決済・引き渡しをすると売却なるため、借金返済や離婚、急な転勤などで、できるだけ早く物件を売りたい人には、買取が適しています。

事故物件

事故物件は仲介だと事故物件はなかなか買い手が付かない可能性がありますが、買取ならすぐに売却できるため、安くても早めに手放すメリットがあります。

不具合が多い

不動産会社は、修繕を前提に不具合のある物件でも購入します。ただし、不具合が多いと価格は下がりますが、売主が修理しなくても買ってくれる場合がほとんどです。

◇仲介に向いている不動産

仲介に適しているのは、条件が良く、リフォームされている不動産です。

条件が良い

築浅や駅近、設備が最新といった人気物件の条件がそろっている良い物件は、仲介でも少し価格を下げるだけで早く売れます。

リフォーム済み

リフォーム済みの物件は売りやすく、通常は相場より高く売れます。早く売りたい場合は、少し価格を下げることで仲介でもスムーズに可能です。例えば、駅から徒歩10分以内や築10年以内の物件は、仲介でも早期に売却できます。


不動産売却を成功させるには、買取と仲介のどちらの方法が自分の状況に合っているかを見極めることが重要です。買取は、不動産会社に直接売却する方法で、迅速に現金化できる点が大きなメリットといえます。特に、急いで売却したい場合や築古物件、設備の修理が必要な物件でも売れる可能性が高いです。

一方、仲介は売主と買主の間に不動産会社が入り、交渉や手続きをサポートします。仲介を利用することで、買取より高値での売却が期待でき、特に条件の良い物件やリフォーム済みの物件では高い評価が得られる可能性もあるでしょう。ただし、仲介は買主を探すのに時間がかかる場合があり、早期の売却が難しいケースもあります。

また、仲介手数料が発生する点も考慮しておくべきです。不動産の状態や売主の状況に応じて、買取と仲介のどちらが適しているかを慎重に判断することが大切です。